PHANTOM ROOM

α7、α6000を使い、オールドレンズ、撮影機材の紹介やレビュー記事の写真ブログ
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オールドレンズ沼への導き

オールドレンズ沼への導きVol.7 「Jupiter-12 35mm F2.8」

ソビエトが誇る広角レンズ「Jupiter-12 35mm F2.8」

さて、今回のレンズはロシアンレンズ「Jupiter-12 35mm F2.8」をお届けします。
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レンズに関して

Jupiter-12は戦前、Carl ZeissがCONTAX用に出していたBiogon 35mm F2.8を模して製作されたレンズです。
ソ連のバルナックライカのコピーカメラ、ZorkiとCONTAXのコピーカメラKiev用に作られたレンズで、KMZが出し、後にLZOSとArsenalが生産に加わっています。
レンズバリエーションとしては前述のZorki用(Lマウント互換)とKiev用(CONTAXマウント互換)、見た目は製造元・年代によりクロームメッキ鏡銅と黒鏡銅の2種類が存在します。

淡い紫と橙色のコーティングの美しいこのレンズですが、特徴は何と言っても奥まった前玉に比例して飛び出している、後玉!
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※写真のレンズにはLM変換リングが付いています。元はLマウント

この巨大な後玉が何とも言えない存在感を出してます。
しかし、この後玉が色々と悩みどころでして・・・(@_@;)
この後玉故に通常のLマウントレンズリアキャップは装着できず、専用の物が必要になります。さらに・・・
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Mマウント-Eマウント変換マウントアダプターを付けてレンズを無限遠にすると・・後玉が飛び出します。
つまるところ、このレンズを付けた状態でマウントアダプターにリアキャップをつけることは不可能なのです・・・・
私の持っているマウントアダプターは幸い、ヘリコイド付きアダプターなのでレンズを繰り出しておけばリアキャップの装着は可能なのですが、なかなかキツイところ・・・
そんな問題を抱えつつ使用していますw

Jupiter-12 35mm F2.8を使用した写真

では、Jupiter-12 35mm F2.8を使った写真を・・・
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開放での撮影とF8での撮影

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シャッタースピード1/2500 絞りF2.8 ISO100


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シャッタースピード1/400 絞りF8 ISO100


使用してみて…

レンジファインダー用レンズなので最短撮影距離が1mという辛さ・・・ヘリコイド付きマウントアダプター様様!・・・と言ったところでしょうか。そもそも35mmだと風景・スナップレンズでしょうから寄れなくても良い気がしなくもないですがねw
全体を通して言うと、予想通り周辺減光が凄いです。もしかしたら何か干渉している可能性もありますが、空なんかを入れると如実にわかりますね。ちなみに写真四隅にマゼンダ被りも確認できます。
そして被写体が無限遠に近くなると周辺の像の流れが強くなり、開放で撮影すると自動的にレトロエフェクトがかかったような絵になりますw
しかしながら中央は開放からシャープネスが効いていて、ボケも煩くなく、柔らかな印象。今まで使ってきたオールドレンズとは対照的で意外に(意外には失礼?w)滑らかで綺麗なボケ味で、なかなかの描写力。実はできる子!
逆光耐性に関しては言及するまでもなく弱々ですが、それが所謂「オールドレンズな写り」に一役買っているような感じです。

レンズの入手に関して

Jupiter-12 35mm F2.8は流通量も多く、簡単に手に入れることが可能かと思います。流通しているJupiter-12の殆どはLマウントタイプですが、CONTAXマウントの物も多々見られます。
相場は大体12000円~という感じでしょうか?シルバー、黒共にキレイな個体を見つけるのもそんなに苦ではなさそうです。
注意点としては前述にも書いたリアキャップ。Jupiter-12 35mm F2.8を購入するなら是非リアキャップ付きの物を購入しましょう!後から探すのは至難の業・・・
一応、対応したキャップを販売しているショップも存在はします。あとはマウントアダプターにレンズを装着後、マウントアダプターのリアにエクステンションチューブを噛ませてリアキャップをはめる。これが楽かもしれません。

総括

後玉の出っ張っているレンズはα7で使う時、変な汗が出ますね(・_・;)
シャッターに干渉しないかとか・・・結構色々ビビりながらテストしましたww
ちなみにこの後玉のせいで、Eマウントでもα6000などのAPS-Cカメラや、マイクロフォーサーズ機では使用不可です。

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※いろんなレンズを付けまくったα7の図・・・気をつけよう(^o^;)


FEDのボディに手を出したときから欲しかったレンズの1つで、やっとゲットできたレンズではあるんですが、FEDやZorkiでこのレンズを使用する場合、ビューファインダーも必要なので、現在35mmビューファインダーを漁り中・・・
見つけたらすぐにFEDでフィルム撮影してみようかと思ってます。
フィルムカメラの記事も出そうかと思案中・・・

それでは今回はこの辺で!ヾ(゚ω゚)ノ゛
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