PHANTOM ROOM

α7、α6000を使い、オールドレンズ、撮影機材の紹介やレビュー記事の写真ブログ
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MINOLTAオールドレンズの復活

MINOLTAオールドレンズの復活Vol.6「MINOLTA ROKKOR-TC 100mm F4」

マウンテンロッコールの第2弾!「ROKKOR-TC 100mm F4」

今回のMINOLTAオールドレンズの復活は前回のMINOLTA ROKKOR-TC 135mm F4に続き、もう一つのマウンテンロッコールをお届けしたいと思います!
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レンズに関して

前回、135mm F4を記事にしましたが、あのレンズと同じくこちらも某社にあやかり巷では「マウンテンロッコール」と呼ばれていたりしています。
135mmに比べて小さく、持ち運びが楽な大きさであり、その昔の山岳カメラマンには重宝されたことだと思います。
前回の記事にて載せましたが、このレンズの販売した背景には下記の理由が有ったとのこと。
一眼レフブームが熾烈化するに伴い、またファンの要望が広角から望遠に移行するにつれ、更にはミノルタSRの性能が一般的に高く認識されるに従い、他の交換レンズ専門メーカーでもSR専用交換レンズを廉価に販売し始めた。

~中略~

いざ購入するとなると値段に躊躇するもので、廉価な方をと決定を迫られる。比較的に安いレンズが良く売れるのは自然である。このような理由から当社でも100ミリ及び135ミリF4の望遠レンズをSR愛好者の要望に答えて、広角35ミリと共にF4シリーズとして販売した。

By T.Sahara

引用 - 写真工業 昭和35年 6月号 22ページ

いつの時代でも安いサードパーティ製レンズは重宝されるのですね・・・(最近そうでもなくなってきた?w)

見た目は135mmより小さく、より利便性の高い大きさになっていて、MINOLTA SR-2やSR-7とのマッチング性は大変良いものだったと思います。
さて、このレンズの特徴はもう一つあります。それはレンズ構成がトリプレットであること。
昨今、オールドレンズ界隈では「トリプレットレンズ」が密かなブームとなっています。トリプレット構成のレンズは昔、構成枚数の少なさからコストが安くレンズが作れるということで多くの会社がトリプレットを採用したレンズを販売していました。
トリプレットレンズは中央がシャープに写り、且つコストが安いという、とてもありがたい物なのですが・・・
あえてトリプルを採用したことは一つの欠点を除けば、明るさをF4とすることによって収差上の欠点を充分補い得るものだからである。そのただ一つの欠点というのは非点隔差が画面周辺に於いて僅か存在することである。

By T.Sahara

引用 - 写真工業 昭和35年 6月号 23ページ

上記引用も前回の記事に書きましたが、この話を砕いて言うと、中央はシャープなんだけど周辺は収差が出ちゃうし、3枚構成だから補正も限界がある・・という事で。
ただ、上記にも書いてある通りこの100mmと前回の135mmは敢えてムリをせず、開放F値をF4としたために上手くまとまったレンズになりました。
収差補正を犠牲にして明るさを確保し、昨今人気が出たのが「Meyer-Optik Trioplan 100mm F2.8」ですね。
開放での撮影で玉ボケがシャボン玉のようにたくさん出ることから人気が出たレンズですが、あそこまでとは言いませんがこの100mmもちゃんとたくさん出ます!(たくさん出るけどそれってつまり収差の補正がd)
ちなみにレンズ製作技術やコーティング、設計技術が上がった現在でも、トリプレットを採用したレンズがあります。

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OLYMPUSのマイクロフォーサーズ用ボディキャップレンズですね!(ちなみに私も持っていますw)
このようにトリプレット構成のレンズは現在でもありがた~く使われているのです!(あれ?なんの話だっけ?)

ROKKOR-TC 100mm F4を使用した撮影写真

では、このレンズを使用して撮った写真を・・・
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使用してみて…

まずやはり中央は開放からかなりシャープで、切れ味の良い描写です。開放F4と言うところでなかなかフィルムカメラでは厳しい場面も想像されますが、絞らなくてもある程度、シャキッと写るのはとても良いですねw
ボケに関しては安心の玉ボケ!w
でもやはり135mmよりは抑え気味な感じですね。中望遠且つ、寄れないレンズなので判りづらいのですが、撮り方次第では「グルグルボケ」の片鱗も垣間見えます。ボケを活かした写真を撮るならやはりヘリコイド付きマウントアダプターを使うべきでしょうか・・
ちなみに逆光耐性は135mm同様とても弱いレンズです。このレンズには「D45KA」もしくは「D48KA」のフードが対応品として存在しており、それぞれ前期型用、後期型用となります。後期型用のD48KAはROKKOR-TC 135mm F4と共用が可能なのですが、私の所有するROKKOR-TC 100mm F4は前期型で、D45KAのフードが対応となりますがフードが未だに見つけられておらず、今回はフード無しでの撮影となりました。
それでもこの柔らかなフレアは表現の幅を広げてくれそうで、私は好きです(*´д`*)

レンズ入手に関して

このレンズ自体、さほど高くなく入手可能な気がしなくもないんですが、そもそもあまり流通しているのを見たことがないです。135mmがあれだけ出回っているのに・・・対照的ですね。
オークションなどでは偶に出品されているところを見かけます。相場は5000円~20000円と言うところでしょうか・・?
もし購入するならば是非フードと一緒に購入したいところです。(前期型の場合は特に・・・)

総括

オールドレンズ界隈に「100mm・135mmレンズにハズレ無し」という言葉があります。(ほんとぉ?)
この辺の焦点距離のレンズはどれも優秀で良いものも多いんですが、逆に言うとどんぐりの背比べになってる感もあるので悩ましいですね。
MINOLTAに関してはこのROKKOR-TC 100mm F4のあとの100mmレンズは一部例外を除いて若干特殊レンズになるので差別化はできてるのかな?w


2回連続で望遠レンズの記事になったので次回は広角か標準域のレンズを取り上げたいなぁ。
あと、実はこの記事の連載を始めた時、レンズ製造の古い順でレビューして行こうかとか思ってたんですが、そうなると偏りが出てくるので関係なく書いていこうかと思っていますw
今回はこの辺で!

それではまた次の記事で!ヾ(゚ω゚)ノ゛

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