PHANTOM ROOM

α7、α6000を使い、オールドレンズ、撮影機材の紹介やレビュー記事の写真ブログ
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オールドレンズ沼への導き

オールドレンズ沼への導きVol.6 「Carl Zeiss Biotar 58mm F2」

今回のオールドレンズはCarl Zeiss Biotar 58mm F2

さて、大分久々となりました「オールドレンズ沼への導き」の記事ですが今回はタイトルの通り、Carl Zeiss Biotar 58mm F2(C.Z.Jena B 58mm F2)をお届けしたいと思います。
まずは外観から!
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レンズに関して

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レンズ外観はなかなかの渋さで、レンズ鏡銅は美しいシルバーカラー(アルミかな?)であります。ただ経年劣化のせいで鏡銅の美しさが失われているのが残念ですねぇ・・磨きしたいですねw
光学部分を見ると美しい青紫のコーティングが伺えます。実際に反射を見ても非常に美しいです(・∀・)
レンズ操作としてはヘリコイドは普通のレンズと変わりはありませんが、絞り操作が少々特殊でプリセット方式を採用しており、まず、絞り値の書かれている環の下のローレットの環を持ち、下に下げた状態で目的の絞り値まで回して環を上げます。
その後、絞りの書かれている環を持ち、赤い▼のマークに合わせて目的の絞り値に回すと絞りが絞られる、という自分で書いていてもなんだかよくわからない操作なのですが、何の事はない、実際に触ってると普通に操作できるようになりますww

レンズの歴史については最早語り尽くされているレンズであり、ここで敢えて書くことはしませんが、Carl Zeissが戦前から作っていたレンズの1つがBiotarです。私の個体は1958年あたりに製造された戦後2代目のBiotarで、4群6枚、絞りF2~F16、最短撮影距離50cm、C.Z.Jena B銘柄の物です。
この個体は以前、Tessarで書いた通り、東西ドイツ分断の折に東のCarl Zeiss Jenaと西のZeiss Optonとの間で商標権争いが起きたため、東側Carl Zeiss Jenaが輸出時に銘柄が使えない事による省略名が刻まれています。

Carl Zeiss Biotar 58mm F2を使用した撮影写真

このレンズを使用した写真を展開します(゚∀゚)
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開放での撮影とF8での撮影

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シャッタースピード1/2000 絞りF2 ISO100



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シャッタースピード1/200 絞りF8 ISO100

使用してみて…

まず、私の個体は実は少々曇りが発生しているため半逆光・逆光ではコントラストの低下やフレアが発生します。それを加味してもBiotarは逆光に弱いのですが、それが逆に味になってるなぁと感じました。
レンズの描写力ですが、紫陽花の写真なんかを見ても開放から中央は割とシャープでとても良い写りです。
更に言うと「ボケ」が何よりBiotarの一番の特徴でもあります。
オールドレンズ遊びを語るにあたり、外せないのが「HELIOS-44 58mm F2」というレンズです。
このHELIOS-44というレンズはロシア(ソ連)がBiotarをコピーしたレンズで、そのグルグル回っているようなボケ味から急激に人気になったレンズです。
その大元となったBiotarはもちろんグルグル回っているような不思議なボケが発生します。青紅葉の写真なんかは若干出てるかと思いますが、このボケがさらに被写体を浮き出させているような不思議な写りを演出してくれます。

しかしながらこのBiotarとHELIOSでは違い・・・というか私の受けた印象が違います。
描写に関して言うとHELIOSは寒色が若干強い気がするのですが、Biotarは逆に暖色の色味が鮮やかに出るイメージで、HELIOSとは真逆の印象を持ちました。これはデジタルで撮影してもフィルムで撮影しても同じでした。
Biotarは温かみのある色合いなので人の肌との相性が良いのかもしれません。
もう一つはグルグルボケ。HELIOSは割りと簡単にグルグルボケが発生するイメージなのですが、Biotarは結構頑張って狙わないとグルグルしてくれいない感じでした。
完全なコピーでは無いにしろ受ける印象が若干違うのであれば両方買って使ってみたくなりますよね?(沼まっしぐらw)

使用してみての全体的な総括として私はこのレンズが大変・・・大変気に入りましたw
写りも良く、ボケも面白い、使って楽しいレンズです(*´ω`*)

レンズの入手に関して

このレンズ自体は特段、珍しいレンズではなく、フィルムカメラなどを取り扱っている中古カメラ屋さんでは良く見かけると思います。
コピーレンズのHELIOS-44は相場が~15000円程度と安めにありますが、BiotarはCarl Zeissということもあって20000円~35000円ぐらいの価格帯で推移しています。
レンズマウントはM42スクリューマウントとEXAKTAマウントがあり、EXAKTAマウントは他のレンズもそうですが結構安く手に入ります。

総括

実はまだ記事にしてませんが、先にHELIOS-44を手に入れ使っており、「元となったBiotarが欲しい!!」と思って買っちゃったレンズでありますw
見た目も美しく大変所有感を満たしてくれますが、実益も兼ねてくれるいいレンズです。
近代のコシナZeissやCarl Zeissレンズは高いので私のような貧乏人には買えませんが、オールドレンズであれば手が届くし楽しいしと買いすぎてしまいます(^o^;)

しかし、最近記事にしてませんがオールドレンズが増えまくっていてそろそろ抑えないと破産しそうで・・・ww
魅惑のオールドレンズ世界・・・本当に沼です・・いや海のような世界かもしれません・・・
みんなでオールドレンズの世界に落ちましょう・・こっちにおいで・・・(("ヘ('∇'*) オイデッ♪

それでは今回はこの辺で!ヾ(゚ω゚)ノ゛

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