PHANTOM ROOM

α7、α6000を使い、オールドレンズ、撮影機材の紹介やレビュー記事の写真ブログ
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MINOLTAオールドレンズの復活

MINOLTAオールドレンズの復活Vol.9「CHIYOKO SUPER ROKKOR 5cm F2.8 C」

数少ない、MINOLTAのLマウントレンズ「CHIYOKO SUPER ROKKOR 5cm F2.8 C」

今回のレンズはMINOLTAの前、千代田光学精工株式会社が出していたレンズ、CHIYOKO SUPER ROKKOR 5cm F2.8 Cをお届けします。
SUPER ROKKOR 50mm F2.8DSC08820

レンズに関して

ミノルタがまだ千代田光学精工だった1948年から10年間ほど販売していたカメラ、「MINOLTA35」の標準レンズとして販売されていたのが今回のレンズで、元々は我々ミノルタンの中でも人気の高い「CHIYOKO SUPER ROKKOR 45mm F2.8」、通称「梅鉢」がMINOLTA35にセットとして売られていたレンズでした。おそらく梅鉢についてはいずれこの企画で紹介はしますが、このレンズは今日の標準フォーマットである、「ライカ判(24mm×36mm)」ではなく、「ニホン判(24mm×32mm)」に合わせて作られたレンズで、このレンズを基本設計はそのまま改良し、ライカ判に合わせたのがCHIYOKO SUPER ROKKOR 5cm F2.8 Cです。

バルナック型ライカをかなり強く意識した所謂「コピーライカ」のレンズ達は、大元のライカレンズを含めてその機構の仕様から最短撮影距離が長いものが多く、SUPER ROKKOR 5cm F2.8も例外ではなく3.3ft(約1m)と、昨今の50mmレンズと比べると長いです。
レンズ構成は3群5枚。ミノルタ的表記だとROKKOR-TEと言った感じでしょうか?w
他のライカレンズを意識してか美しいクローム鏡胴で重さもあり高級感はあります(・∀・)
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CHIYOKO SUPER ROKKOR 5cm F2.8 Cを使用した写真

毎度恒例、駄作写真のコーナーです(゚∀゚)
ちなみに今回からSONY α7RⅢでの撮影となります。
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使用してみて・・・

まだ記事にしていませんが、上で書いた所謂「梅鉢(CHIYOKO SUPER ROKKOR 45mm F2.8)」から周辺減光を若干取り除いたような・・そんな感じのレンズで、逆光・半逆光では全体的にフレア、ゴーストが出ますが、順光での色乗りはとても良く、この頃からMINOLTAはMINOLTAだったんだと感じましたww
ボケに関しては、後のMINOLTAレンズにも見られる、じわぁ~っとした滲むような感じと非点収差が織り交ざったボケ味です。また、口径食もかなり強く出ており、円形のボケを保っていられるのは中央付近のみで、四隅に行くに従い強く出ています。
ただ、ピント面は割りとシャープな場面もあり、標準レンズとしては安定した画作りで一人前なレンズの感じがしますね。
梅鉢共々このレンズは私好み(*´д`*)

レンズの入手に関して

SUPER ROKKORネームのレンズの一番人気は文句なく梅鉢であり、このレンズの人気はさほどではありません。
故に頭数は梅鉢ほどではないのですが、梅鉢に比べて安いというのがこのレンズ。
オークション相場は12000円ほどで、中古カメラ屋での価格も安いもので12000円、高いものでも25000円程度だと思います。

総括

MINOLTAのライカレンズ、SUPER ROKKORですが、実はかなり種類があるようで、私が見たことがあるもので35mmF3.5、45mmF2.8、50mmF2、50mmF1.8、85mmF2.8、110mmF5.6、135mmF4とありこの他にも多々あるようですが、MINOLTA35自体はそこそこ売れたカメラではあるのですが、如何せんレンズの方はほとんど売れなかったようで、見つけるのに大変苦労します(;・∀・)
販売数が少ないがゆえに、他の日本メーカーのLマウントレンズより高額な場合もありなかなかMINOLTAフェチな私としては悩みどころ・・・
さらにLマウントといえばMINOLTAのコンパクトフィルムカメラTC-1についていた28mm F3.5を2000本限定でLマウント化したG-ROKKOR 28mm F3.5がありますが、現在の市場価格は10万円前後と非常に高価です・・・・
今の私としては、同じ10万を出すなら中古でSONY Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSSを買いたい所。MINOLTAは変な所で人気というか希少というか・・ww

話は変わりますが、今回からSONY α7RⅢにTECHART LM-EA7のセットで撮影を行っています。
ずっと使いたかったAFアダプターのLM-EA7。このアダプターは本当に凄い!このアダプターのお陰で更に撮影が楽になり、楽しくなりました。じっくり撮りたい時はヘリコイドアダプターを使い、スナップや気軽に撮りたい時はLM-EA7を・・という使い分けで行こうかと思います。α7RⅢでの使用はAFの速度、精度、共に上々で非常に満足していますが、更にレンズ沼に使ったような気がしてならない・・・(;・∀・)
今後、大型レンズ以外の記事に関してはLM-EA7を使っていきますので、そのうちLM-EA7の使用感レビューも記事できたらと考えています。よろしくお願いいたします!

それではまた次回の記事で!
ヾ(゚ω゚)ノ゛

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MINOLTAオールドレンズの復活

MINOLTAオールドレンズの復活Vol.8「MC TELE ROKKOR-QE 100mm F3.5」

コンパクトな望遠レンズ「MC TELE ROKKOR-QE 100mm F3.5」

MINOLTAが出していたコンパクトな望遠単焦点レンズ「MC TELE ROKKOR-QE 100mm F3.5」をお届けいたします。
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レンズに関して

4郡5枚構成のコンパクトな100mmの望遠レンズで、最初はMC化前のAUTO時代(1959年)にリリースされました。
時代的にはROKKOR-TC 100mm F4と同じ時期にリリースされたものになりますが、こちらのほうが若干短く重いです。
当時のMINOLTAの戦略はわかりませんが、100mm F4が安価な分こちらは高めだったのでしょうか・・・?似ているスペックのレンズでしかもリリースされた時期が近いとなるとそれぐらいしか思いつきませんww
今回のMC TELE ROKKOR-QE 100mm F3.5はAUTOからMC化され1966年に発売されました。しかしながら1970年台のレンズカタログを見ると100mmのレンズはMACROとF2.5の明るい方の100mmしか無いので短命に終わったのかもしれませんね。
スペックは上記にも書いたとおり4郡5枚構成で8枚絞り、最短撮影距離は1.2m。
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MC TELE ROKKOR-QE 100mm F3.5を使用した写真

ではでは写真を…
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使用してみて…

手堅く写る望遠単焦点レンズ。そんなイメージがあります。
中央のキレはROKKOR-TC 100mm F4の方がありますが、全体的にとても良好な描写で、コントラスト・彩度もそこそこあり、とても良いレンズでした。100mmでありながらとても軽く、持ち運びもしやすいいいレンズです。
描写としては開放F3.5で十分で、絞ってもさほど解像感は変わらない感じがします。絞るときは写りより被写界深度的な意味合いが強いときに…という感じでしょうか。ROKKORレンズの望遠はハズレが無いですねぇ(*´Д`)

レンズの入手に関して

中古カメラ屋さんでもヤフオク等でもそんなに見かけるレンズでは無いんですが、かと言ってレア玉というわけでもなく、そこそこの値段で売られているという、そこそこなレンズw
ヤフオクではだいたい1000~4000円前後での取引が多いようです。中古ショップは今のところ販売しているお店がないのでなんともですが、流石に10000円以上出して買うようなレンズではないので、程度のいいもので精々6000~7000円が出せる限界だと思います。

総括

MINOLTAはなんか微妙に望遠レンズが多い気がするんですがなぜでしょうかね?ww
とはいえそれぞれがなかなかの描写性能を誇っているので甲乙付け難いというのが感想です(*´ェ`*)
でも今回のMC TELE ROKKOR-QE 100mm F3.5はコンパクトと言うところに惹かれますねぇ~。バッグに一本忍ばせるのに最適な大きさ。っと思うんですが現在の流通量を見ると売れなかったのかなぁ…
一応、上位互換の100mm F2が合ったので多少高くても皆さんそちらを買ったのかも!

っと今回はここまで!ヾ(゚ω゚)ノ゛
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MINOLTAオールドレンズの復活

MINOLTAオールドレンズの復活Vol.7「MINOLTA MC W.ROKKOR-SI 28mm F2.5」

MINOLTA広角レンズMC W.ROKKOR-SI 28mm F2.5

今回は広角レンズであるMINOLTA MC W.ROKKOR-SI 28mm F2.5をお届けします!
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レンズに関して

MINOLTAが1969年に販売した初の大口径広角レンズがこのMC W.ROKKOR-SI 28mm F2.5です。
広角28mmに開放F2.5と、大口径レンズであります。MINOLTAにはこの時点ですでにF3.5のレンズが有りましたが、それに変わる明るいレンズとしてリリースされました。MC時代初期のレンズなのでローレットは金属、フードも金属製で大変しっかりとしたレンズになります。
このレンズには開放F2.5というポイントの他にもう一つ特徴があります!
それは「アトムレンズ」
アトムレンズとはレンズの光学系の一部に酸化トリウムを使用したレンズを指す言葉で、このレンズにもしっかり使われています。これを使ったレンズは色収差が抑えられるというメリットがあったのですが、ブラウニング現象と言って経年とともにレンズが黄色に変色してしまうデメリットが有り、すでに使われていない技術です。
MC W.ROKKOR-SI 28mm F2.5に於いても例外ではなく、私の個体もレンズ後群が黄色に変色していて、デフォルトで曇天のWBがかかっている感じですww
ちなみにUVをレンズに照射すると変色がある程度治るようで、このレンズの所有者はたまに縁側でレンズを日向ぼっこさせているとか居ないとか・・・ww

MC W.ROKKOR-SI 28mm F2.5を使用した写真

そんな不思議なレンズで撮影した写真を・・・
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使用してみて…

はじめに・・・私に広角はムリだーーーー!w
どう撮って良いのかわからない(´;ω;`)
望遠でもダメダメですが、広角はもっとダメダメで・・泣きそうですw

とりあえずそれは置いておいて、レンズですがやはり変色の影響が結構出ています。どう転んでも暖色に転ぶのは仕方ないですね。逆にモノクロで使えば階調が豊かになるのかな・・?
描写的には開放からシャキッとした写りで優秀なレンズです。絞れば周辺減光もかなり減り、広角レンズとして使いやすいレンズだと思います。レンズの最短撮影距離が0.5mと若干寄れないのですが、開放F2.5と明るめであり、思ったよりもボケてくれて被写体がふわぁっと浮き出てくるような感じです。
今回、純正フードを付けての撮影でしたが、隅に太陽が入るような撮影ではフレア、ゴーストが発生して居ましたが、極端に逆光に弱いというようなことは無かったです。
しかし余談ですが、このF2.5の28mmレンズはMCでしか出なかったんですよねぇ~。
おそらく、このレンズの後に28mm F2.8が出て統合されたのだと思いますが・・・

ちなみに上でも書きましたが、アトムレンズということで、放射脳もとい放射線を気にされる方はいらっしゃるかと思いますが、ほぼ気にしなくていいレベルの微弱なものです。(出てるのは変わりないですが・・・)

レンズの入手に関して

基本的に変色した個体が殆どで、中古として販売しているカメラ屋さんは少ないと思います。
逆に変色のみで光学系がきれいな個体がシャンクで良く出てるのを見ますので、変色が気にならない方はジャンクから拾い出しても良いかなぁと・・・w
ジャンクだと500円~3000円ぐらいで転がってますね。ヤフオクでは大体1000円~10000円までの間で入手可能なようです。

総括

いやぁ~広角はダメですな・・・
もう少し広角での撮影の勉強をしようかと思いますw

MINOLTA ROKKORレンズはやはりMCが無骨でカッコイイですね。NMCやMDになるとローレットがゴムに変わってしまうのが残念です・・・ゴムだと劣化も気になりますし、見た目も・・と言いつつMDにもカッコイイレンズはたくさんあるのですがねw
久々に持ち出したMINOLTA MC W.ROKKOR-SI 28mm F2.5でしたが、やっぱり真っ黄色でちょっと笑いましたww
今度はMINOLTA SR-T SUPERでアクロスと共に撮影してみようかと思います。

それではまた次回の記事で!ヾ(゚ω゚)ノ゛

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MINOLTAオールドレンズの復活

MINOLTAオールドレンズの復活Vol.6「MINOLTA ROKKOR-TC 100mm F4」

マウンテンロッコールの第2弾!「ROKKOR-TC 100mm F4」

今回のMINOLTAオールドレンズの復活は前回のMINOLTA ROKKOR-TC 135mm F4に続き、もう一つのマウンテンロッコールをお届けしたいと思います!
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レンズに関して

前回、135mm F4を記事にしましたが、あのレンズと同じくこちらも某社にあやかり巷では「マウンテンロッコール」と呼ばれていたりしています。
135mmに比べて小さく、持ち運びが楽な大きさであり、その昔の山岳カメラマンには重宝されたことだと思います。
前回の記事にて載せましたが、このレンズの販売した背景には下記の理由が有ったとのこと。
一眼レフブームが熾烈化するに伴い、またファンの要望が広角から望遠に移行するにつれ、更にはミノルタSRの性能が一般的に高く認識されるに従い、他の交換レンズ専門メーカーでもSR専用交換レンズを廉価に販売し始めた。

~中略~

いざ購入するとなると値段に躊躇するもので、廉価な方をと決定を迫られる。比較的に安いレンズが良く売れるのは自然である。このような理由から当社でも100ミリ及び135ミリF4の望遠レンズをSR愛好者の要望に答えて、広角35ミリと共にF4シリーズとして販売した。

By T.Sahara

引用 - 写真工業 昭和35年 6月号 22ページ

いつの時代でも安いサードパーティ製レンズは重宝されるのですね・・・(最近そうでもなくなってきた?w)

見た目は135mmより小さく、より利便性の高い大きさになっていて、MINOLTA SR-2やSR-7とのマッチング性は大変良いものだったと思います。
さて、このレンズの特徴はもう一つあります。それはレンズ構成がトリプレットであること。
昨今、オールドレンズ界隈では「トリプレットレンズ」が密かなブームとなっています。トリプレット構成のレンズは昔、構成枚数の少なさからコストが安くレンズが作れるということで多くの会社がトリプレットを採用したレンズを販売していました。
トリプレットレンズは中央がシャープに写り、且つコストが安いという、とてもありがたい物なのですが・・・
あえてトリプルを採用したことは一つの欠点を除けば、明るさをF4とすることによって収差上の欠点を充分補い得るものだからである。そのただ一つの欠点というのは非点隔差が画面周辺に於いて僅か存在することである。

By T.Sahara

引用 - 写真工業 昭和35年 6月号 23ページ

上記引用も前回の記事に書きましたが、この話を砕いて言うと、中央はシャープなんだけど周辺は収差が出ちゃうし、3枚構成だから補正も限界がある・・という事で。
ただ、上記にも書いてある通りこの100mmと前回の135mmは敢えてムリをせず、開放F値をF4としたために上手くまとまったレンズになりました。
収差補正を犠牲にして明るさを確保し、昨今人気が出たのが「Meyer-Optik Trioplan 100mm F2.8」ですね。
開放での撮影で玉ボケがシャボン玉のようにたくさん出ることから人気が出たレンズですが、あそこまでとは言いませんがこの100mmもちゃんとたくさん出ます!(たくさん出るけどそれってつまり収差の補正がd)
ちなみにレンズ製作技術やコーティング、設計技術が上がった現在でも、トリプレットを採用したレンズがあります。

OLYMPUS ボディキャップレンズ ミラーレス一眼用  BCL-1580
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OLYMPUSのマイクロフォーサーズ用ボディキャップレンズですね!(ちなみに私も持っていますw)
このようにトリプレット構成のレンズは現在でもありがた~く使われているのです!(あれ?なんの話だっけ?)

ROKKOR-TC 100mm F4を使用した撮影写真

では、このレンズを使用して撮った写真を・・・
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使用してみて…

まずやはり中央は開放からかなりシャープで、切れ味の良い描写です。開放F4と言うところでなかなかフィルムカメラでは厳しい場面も想像されますが、絞らなくてもある程度、シャキッと写るのはとても良いですねw
ボケに関しては安心の玉ボケ!w
でもやはり135mmよりは抑え気味な感じですね。中望遠且つ、寄れないレンズなので判りづらいのですが、撮り方次第では「グルグルボケ」の片鱗も垣間見えます。ボケを活かした写真を撮るならやはりヘリコイド付きマウントアダプターを使うべきでしょうか・・
ちなみに逆光耐性は135mm同様とても弱いレンズです。このレンズには「D45KA」もしくは「D48KA」のフードが対応品として存在しており、それぞれ前期型用、後期型用となります。後期型用のD48KAはROKKOR-TC 135mm F4と共用が可能なのですが、私の所有するROKKOR-TC 100mm F4は前期型で、D45KAのフードが対応となりますがフードが未だに見つけられておらず、今回はフード無しでの撮影となりました。
それでもこの柔らかなフレアは表現の幅を広げてくれそうで、私は好きです(*´д`*)

レンズ入手に関して

このレンズ自体、さほど高くなく入手可能な気がしなくもないんですが、そもそもあまり流通しているのを見たことがないです。135mmがあれだけ出回っているのに・・・対照的ですね。
オークションなどでは偶に出品されているところを見かけます。相場は5000円~20000円と言うところでしょうか・・?
もし購入するならば是非フードと一緒に購入したいところです。(前期型の場合は特に・・・)

総括

オールドレンズ界隈に「100mm・135mmレンズにハズレ無し」という言葉があります。(ほんとぉ?)
この辺の焦点距離のレンズはどれも優秀で良いものも多いんですが、逆に言うとどんぐりの背比べになってる感もあるので悩ましいですね。
MINOLTAに関してはこのROKKOR-TC 100mm F4のあとの100mmレンズは一部例外を除いて若干特殊レンズになるので差別化はできてるのかな?w


2回連続で望遠レンズの記事になったので次回は広角か標準域のレンズを取り上げたいなぁ。
あと、実はこの記事の連載を始めた時、レンズ製造の古い順でレビューして行こうかとか思ってたんですが、そうなると偏りが出てくるので関係なく書いていこうかと思っていますw
今回はこの辺で!

それではまた次の記事で!ヾ(゚ω゚)ノ゛

MINOLTAオールドレンズの復活

MINOLTAオールドレンズの復活Vol.5「MINOLTA ROKKOR-TC 135mm F4」

さて久々の「MINOLTAオールドレンズの復活」シリーズ記事です(゚∀゚)

今回は

「MINOLTA ROKKOR-TC 135mm F4」

をお届けいたします!

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今回はMINOLTAがいっちばん最初に出した一眼レフ用135mmレンズをお届けします。

さて、このレンズですがフード込だとなかなかの長さになります。

しかしながら結構軽く出来ており、巷では某社たちにあやかって

「マウンテンロッコール」

などと呼ばれていたりしていますw

MINOLTAの初代一眼レフSRシリーズレンズといえば自動絞りが採用されたりマルチコーティング

だったりが売りの1つだったのだけれどこのレンズはマルチコーティングじゃないし

絞りもプリセット。その代わり軽くて安い!

今の時代にも求められる要素を抑えたレンズだったといえます。

このレンズが販売された背景には以下の要素があったとのこと。


一眼レフブームが熾烈化するに伴い、またファンの要望が広角から望遠に移行するにつれ、更にはミノルタSRの性能が一般的に高く認識されるに従い、他の交換レンズ専門メーカーでもSR専用交換レンズを廉価に販売し始めた。



~中略~



いざ購入するとなると値段に躊躇するもので、廉価な方をと決定を迫られる。比較的に安いレンズが良く売れるのは自然である。このような理由から当社でも100ミリ及び135ミリF4の望遠レンズをSR愛好者の要望に答えて、広角35ミリと共にF4シリーズとして販売した。

By T.Sahara

引用 - 写真工業 昭和35年 6月号 22ページ



ここでの廉価な望遠レンズとは三協光機(コムラー)やサン光機(SUN)などですかね?

コムラーのプリセット式135mmなんかはジャンクショップなどで見かけますね!

当時はかなりの数のレンズメーカーがありましたから大変だったのでしょうね・・・


さて、レンズ販売の背景はここまでとしてレンズ本体についてですがこのレンズの構成は

「TC」

ミノルタオールドレンズで忘れてはいけないのがレンズ名の2文字のアルファベット。

おさらいすると

レンズ群数を表す最初の文字

T=3 Q=4 P=5 H=6 S=7 O=8 N=9

レンズ枚数を表す最後の文字

C=3 D=4 E=5 F=6 G=7 H=8 I=9 J=10 K=11 L=12

これらによってミノルタレンズのレンズ構成がわかるようになっています。

つまり前回の記事にでた「MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8」だと

PFなので5群6枚の構成であるとわかります。

今回のレンズ「MINOLTA ROKKOR-TC 135mm F4」はTC。

つまり3群3枚。そう、トリプレットレンズなのです。

トリプレットレンズはまぁ大雑把に言うとTessarやHeliarの母みたいな構成で、これが大元・・みたいな感じ。う~ん違う気がするが・・まぁ良いかw


このレンズ構成採用の経緯は以下の通り。




あえてトリプルを採用したことは一つの欠点を除けば、明るさをF4とすることによって収差上の欠点を充分補い得るものだからである。そのただ一つの欠点というのは非点隔差が画面周辺に於いて僅か存在することである。

By T.Sahara

引用 - 写真工業 昭和35年 6月号 23ページ




トリプレット採用の主な理由は中央がシャープであること、レンズ枚数を抑え安価に作れるということだと思う。まぁ上で書かれている通りトリプレットの欠点は中央以外が綺麗に映らないということで周辺部が流れたような絵になるということだろうと。

トリプレットレンズで有名なところだとMeyer-Optik Domiplan 50mm F2.8なんかがありますがその昔は「駄メイヤーのゴミプラン」なんて言われてました。

これはあまりにひどすぎる・・・



総括すると

「中央シャープな安価で軽い望遠レンズ」

を出すため作られたレンズと言うわけですね。







まぁまぁうちのブログは前置きが長い長いwwwww

さて本題の写りを見ましょう!



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※トリミングあり



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っというわけでこのレンズを使ってみた感想としては光量のある場所での撮影はぐぐ~んとコントラスト彩度が乗って且つ中央が極めてシャープに写る!逆光や光量が無いところの撮影はムリ。使うな!

という感じww



花や紅葉の写真の中央はキレッキレで正直「トリプレットすげぇ・・・」と思いました。

今回なるべく背景が汚くならない物を選んで撮ってたというのもありますが桜とメジロの写真の背景はボケの粗さというか汚さが見えますね。

ただトリプレットレンズということもあって昨今話題になっていた

「バブルボケ」を手軽に楽しめそうな感じはします。

点光源ボケがたくさん出るボケをバブルボケと言っていて代表的なレンズが

Meyer-Optik Trioplan 100mm F2.8」ですね。

トリプレットの欠点を最大の武器としたレンズです。もちろん出た当時はそんなこと無くて10年ぐらい前までは1~2万円で売ってましたが今は8~10万は軽くします。

まぁトリオプランはともかくこのレンズ、とてもいい写りだと改めて認識しました。

MINOLTA SR-T SUPERで使ってたときはそんな感想は無かったんですがα7との相性は抜群です。

α7Ⅱ以降だと手ぶれ補正があるのでもっと相性が良いのかも(・ε・)







☆レンズの入手について☆

このレンズですが比較的良くジャンク屋などで見ます。

程度はピンきりですがすごく安価に入手可能です。

値段は500円~3000円ぐらいかな?







135mmレンズと言うのは他社でもたくさん出ていたレンズの1つで

当時のメーカーの熾烈さが現在のジャンク屋さんやカメラ屋さんを見るとわかります。

MINOLTAにしてもF4とF3.5とF2.8あります。

他社で言うとコムラーの135mmはベストセラーレンズと言ってもいいぐらい

在庫を見ますから純正メーカーも差別化で大変だったろうと思います。



ROKKOR-TC 135mm F4は他社にない軽さと安さで勝負にでたレンズですが写りも妥協が無くよく出来たレンズだと思います。それに自動絞りにしなかったことで絞り羽も12枚と豪華に使ってます。



MINOLTAオールドレンズの復活シリーズは第1回目からAUTO、または無名の最初期SRレンズからスタートしていっています。この時代の妥協なきレンズ群から時代を経てMC、MDレンズになり、今後このシリーズもMC、MDレンズ群を見ていくわけですが更に楽しみになりますw





さて今回はこのへんで!ヾ(゚ω゚)ノ゛





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