PHANTOM ROOM

α7、α6000を使い、オールドレンズ、撮影機材の紹介やレビュー記事の写真ブログ
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オールドレンズ沼への導き

オールドレンズ沼への導きVol.9 「LZOS MC Jupiter-9 85mm F2」

ロシア2大中望遠レンズの1つ「LZOS MC Jupiter-9 85mm F2」

今回は私が勝手に「ロシア2大中望遠レンズの1つ」と思っている「LZOS MC Jupiter-9 85mm F2」をお届けいたします!
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レンズに関して

Carl Zeissが出していたCONTAXマウントのSonnar 85mm F2を元にして製作されたのがこのJupiter-9です。
Jupiter-12と同じく最初はKMZ(クラスノゴルスク機械工場)にて生産され、後にLZOS(ルトカリノ光学硝子工場)とKievArsenal工場へ生産場所をシフトしました。マウントも同じく、Zorkiマウント(L39)、Kievマウント(CONTAX)でリリースされた後、M39マウント(ZENIT)、M42マウントとリリースされています。
構成は3群7枚で、初期はシングルコーティング、後年に連れてマルチコーティングとなっていきます。レンズの外観は初期はシルバーの美しい鏡胴で、後年はブラック鏡胴が追加されシルバー鏡胴は廃止されています。ちなみにL39マウント時代はバッチリシルバー鏡胴で、赤紫のコーティングバッチリマッチしていてとてもCool!(♡ε♡ )

この「Jupiter-9 85mm F2」と「HELIOS-40-2 85mm F1.5」は私が勝手に「ロシア2大中望遠レンズ」と言っているのですが、それぞれ性質が違い甲乙つけがたいレンズであり、ロシア(ソ連)を代表する大口径中望遠レンズ達だと考えています。開放からシャープでボケモンスターのHELIOSか、安価なのに柔らかい階調、絞るとシャープなJupiter-9か・・・
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LZOS MC Jupiter-9 85mm F2を使用した写真

ではLZOS MC Jupiter-9 85mm F2での写真を・・(ちょっと量多めですw)
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開放での撮影とF4での撮影

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(SS 1/8000 F2 ISO100)

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(SS 1/2000 F4 ISO100)


使用してみて…

ソビエト連邦が誇る安価な中望遠レンズ。巷でのJupiter-9の評価は「安くてよく写る」と言うもの。

最初使った時は「はぁ!?これのどこがよく写ってんだよ!?ボケボケじゃねーか!」とか思いましたw
なにせα7のピント拡大を使って精密にピントを合わせようとしても、ピント面が分からないぐらい開放ではフワッフワ、ハロッハロでびっくりしました。滲むような写りでたいへん味わい深いものではあるんですが・・・決して良くは写ってない・・う~ん・・と。
しかし、少しでも絞ると「あ・・あれ?レンズ変えたっけ?」と思うぐらい別の写りになる。
超急激にシャープネスが上がっていくような・・今まで0-100kmを20秒かかる軽自動車に乗ってたと思ったら、0-100kmを3秒以下で達するR35 GT-Rに乗り換えてしまったような・・・(すげぇ分かり辛いw)
つまるところ、絞ると現行のレンズに勝るとも劣らない性能になる・・と。今回の絞り撮影ではF8ではなくF4での撮影ですが、充分シャープネスが得られます。っというかF2.8に絞るだけでハロが取れますw
階調は大変豊かで、順光では色乗りも申し分なし、とてもいい写りです。半逆光、逆光では全体的にフレアがでてコントラストの低下が発生しますが極端に画質が下がるようなことは無し。
文字通り「安価で良く写る」レンズだという事がわかりました。

しかし、オールドレンズの描写はそのピント面におけるシャープネスだけでなく、「ボケ」が重要だったりします。
で、写真を見ていただければお分かりの通り、「収差ノーガード戦法」とでも言うべきか・・凄いボケ味ですwww
特に薔薇の写真の後ボケはわかりやすいですが、もうどう形容していいかわからない感じで、例えるなら小学校の先生が22~23人目の生徒のテスト答案用紙に二重丸を書く時のようなグルングルンとボケる・・
このボケのお陰で必然的に被写体が浮き出てくるような写りになります。Jupiter-9のボケはとても良いw
絞り操作はプリセット式なので操作し辛いですが要は慣れの問題なので我慢・・グギギ・・
最短撮影距離は0.8mと現行の85mm大口径レンズとほぼ同じ。なので使い勝手はそんなに悪くはないですが、やはりヘリコイド付きマウントアダプターは欲しいところ。比較的にM42マウントレンズは寄れるものが多いので無くても苦労はしないですがね。

レンズの入手に関して

Jupiterシリーズは総じて入手し安さが魅力の1つでもあります。Jupiter-9 85mm F2は2002年まで製造されていた関係もあり、国内流通量もそこそこあり、且つeBayでの購入も可能ならかなり幅が広がります。
フィルムカメラ、レンズを扱っている中古カメラ販売店ならそう難しくなく見つけることが可能でしょう。
注意点としては、ロシアンレンズのお馴染みですがヘリコイドグリスが溶け、絞りに付着し絞り環が固着している物が見受けられますので、分解修理スキルがない場合は避けることをオススメいたします(・∀・)
オークションサイト、中古カメラ販売店共に10000円~25000円ぐらいの間で購入可能です。購入の際は上記にも書きましたがマウントが複数有りますので自分のカメラに合ったものを選びましょう。
特に「あ!これ安い!」と言って飛びついたらM39マウント(ZENIT)ってパターンも有りますからね!(経験済み)
M39の場合はM42ステップアップリングが存在しますのでAmazon等で探してみてください!

総括

今回のJupiter-9 85mm F2ですが、なかなか手に入れる機会が無かったんですが、たまたま良い個体がオトクな金額で出ていたので即購入と相成りました。シルバー鏡胴のL39マウント版とどっちにするか悩んだのですが、M42マウントの方が何かと利便性が良いかなぁとか思っていたりします。
小型で持ち運びも楽なレンズですが、開放でのあのハロハロ具合は流石に驚きましたwフィルムカメラで開放でのピント合わせに自信がないです(@_@;)
ただミラーレスでの撮影はそんな心配無しで自由に撮影できるので、今回楽しく撮影ができましたし、帰ってきて写真を確認して本当に買って良かったなぁと思ってます(*´д`*)

最近Jupiter-9 85mm F2を使い始めてから、私的ロシア2大中望遠レンズのもう一方、「HELIOS-40-2 85mm F1.5」の購入欲が更に高くなってしまって困ってます・・あちらはJupiter-9の2~3倍の金額なので流石に購入するのにかなり躊躇しているのですが、なにせHELIOS-44 58mm F2の親玉みたいなレン

ズですから、所謂「グルグルボケ」はHELIOS-44の比じゃないほど堪能できます。しかも未だにロシアから新品の個体が購入可能で且つ、Fマウント、EFマウント、M42マウントの3種あるというのだから驚きです。購入方法もAmazonで購入可能なので更に・・欲求が・・・ww
これがまさしく「沼」ってやつですね・・・(;・∀・)

とりあえず今回はこの辺で!ヾ(゚ω゚)ノ゛
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オールドレンズ沼への導き

オールドレンズ沼への導きVol.8 「TAMRON SP 90mm F2.5(TAMRON 52BB)」

伝説のマクロレンズ?TAMRON SP 90mm F2.5(TAMRON 52BB)

今回は伝説のマクロレンズである通称「タムキュー」の2代目、TAMRON SP 90mm F2.5(TAMRON 52BB)をお届けします!
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レンズに関して

通称「タムキュー」。
一眼レフカメラをキットレンズで購入された方は、初めての単焦点レンズとしてタムキューを選ばれた人も多いのでは?
中望遠マクロの地位、名声を縦にした鉄板マクロレンズの2代目として世に出たのが今回のTAMRON SP 90mm F2.5(TAMRON 52BB)です。
初代に引き続き、シャープな写り、柔らかなボケ、暖かな色味。これらの要素を堅持しつつ更に使いやすくした2代目の52BBは初代52B同様に複写や動植物の撮影だけでなく、ポートレートなどにも使われ、「ポートレートマクロ」という言葉を確立させました。

実はTAMRON 90mmマクロレンズの歩みは現在のSP 90mm F2.8 Di MACRO VC USD のページにも書かれているのですが、旧TAMRON公式サイトの「90mmマクロ伝説」に更に詳しく書かれているので是非ご覧になってください。
(TAMRONさんはせっかくなので今の公式サイトにもこの「90mmマクロ伝説」載せてください!)

さてレンズの見た目ですが、今回の写真ではフードを外していますが前玉繰り出し式なので結構長いです!
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これにフードを付けるのでなかなかの大きさ!
この時代はまだハーフマクロが主流だったので、等倍撮影には別途専用のマクロエクステンダーが必要になります。

TAMRON SP 90mm F2.5(TAMRON 52BB)を使用した写真

いつも「オールドレンズ沼への導き」と「MINOLTAオールドレンズの復活」シリーズの撮影は新宿御苑で行っているのですが、今回たまたま井の頭恩賜公園に行く機会があったのでそこでの写真も交えています。と言いつつ寄り写真が多いので違いが全くわかりませんが・・・ww
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使用してみて…

まずハーフマクロである本レンズですが、ハーフだからといって不便かと言われればそんなことはまったくなくて・・・
ハーフでも十分ですねw スペックで言うと最短撮影距離0.39mで倍率はハーフなので1:2。90mmの焦点距離で考えるとまったくもって不満のないスペックです。

実際使ってみてこのレンズ、兎に角ピント面のシャープさは現代レンズにも劣らない性能です。とてもキレのある描写力で驚きました・・・「伝説のマクロレンズ…なんという性能だ・・」と・・。このレンズ、1988年発売なのでもう30年も前のレンズなんですがね・・・
ボケも柔らかく、開放F2.5という明るさも相まって想像よりボケてくれます。今回の撮影ではほとんど開放での撮影ですが、ピント面のシャープさとそれを際立たせる柔らかなボケ味。階調も豊かでケチの付け所がない!
使い心地のとても良いマクロレンズでした。タムキューがその初代の販売からずっと人気なのが頷けます。
さらに言えばこのレンズはTAMRONが誇るマウントシステム「アダプトール2」を採用しているので任意のマウントシステムに変更可能というのがなんともお得感を誘います。CanonにもNikonにもMINOLTAにもこのレンズを使えるという嬉しさ!
せっかくなので今度、Nikon F4Sにでも付けて使ってみようかと思います(*´д`*)

レンズの入手に関して

伝説のマクロレンズ!と言われており初代の52B共々なかなか人気のレンズではありますが、そこそこの流通量があるのでお値段は控えめ。
中古カメラショップなどでは15000円~からあります。ヤフオクなどのオークションサイトでも6000円~ぐらいから探せそうです。
アダプトール2のマウントは中野にある「フジヤカメラ」のジャンク館に多種多様に転がっているので若干安いマウントなしの52BBを購入後、アダプトール2のマウントを別途用意するのもあり?

総括

タムキューを買ってる人って周りにかなりいらっしゃるんですよね~。私の周りだとModel 272EとF004を持っている方が多いかな?
カメラを初めた頃、タムキューは鉄板レンズだからと周りからすすめられたこともありましたが、私は結局MINOLTA AF MACRO 50mm F2.8 (Ⅰ型)を買いました。でもその時から中望遠マクロとしては値段・写りの両立がとても良いと思っていました。

私の持っている52BBは実はニコイチのレンズで、外装ボロボロだけど光学キレイな個体と光学曇りカビだらけだけど外装キレイな個体を分解して組んでいます。
その予定ではなかったんですが、ジャンク漁りをしている時にたまたま目に入り購入した個体が前のオーナーがイジったのか相当中がボロボロにされていて、困った挙句、更にジャンクの52BBを買い足すというハメになりました(・_・;)
ジャンク沼は深いので気をつけないと・・・(@_@;)

ちなみにミラーレスで使用する場合はアダプトール2のマウントを用意しなくても装着できるアダプターがあるのでそちらの購入をオススメします。

マウントアダプターってホント色んな種類があって沼ですねぇ・・困ったもんだw
最近はホントにマウントアダプターからレンズが生えてきてる状態なので抑えないと・・・


って事で今回はこの辺で!ヾ(゚ω゚)ノ゛


オールドレンズ沼への導き

オールドレンズ沼への導きVol.7 「Jupiter-12 35mm F2.8」

ソビエトが誇る広角レンズ「Jupiter-12 35mm F2.8」

さて、今回のレンズはロシアンレンズ「Jupiter-12 35mm F2.8」をお届けします。
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レンズに関して

Jupiter-12は戦前、Carl ZeissがCONTAX用に出していたBiogon 35mm F2.8を模して製作されたレンズです。
ソ連のバルナックライカのコピーカメラ、ZorkiとCONTAXのコピーカメラKiev用に作られたレンズで、KMZが出し、後にLZOSとArsenalが生産に加わっています。
レンズバリエーションとしては前述のZorki用(Lマウント互換)とKiev用(CONTAXマウント互換)、見た目は製造元・年代によりクロームメッキ鏡銅と黒鏡銅の2種類が存在します。

淡い紫と橙色のコーティングの美しいこのレンズですが、特徴は何と言っても奥まった前玉に比例して飛び出している、後玉!
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※写真のレンズにはLM変換リングが付いています。元はLマウント

この巨大な後玉が何とも言えない存在感を出してます。
しかし、この後玉が色々と悩みどころでして・・・(@_@;)
この後玉故に通常のLマウントレンズリアキャップは装着できず、専用の物が必要になります。さらに・・・
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Mマウント-Eマウント変換マウントアダプターを付けてレンズを無限遠にすると・・後玉が飛び出します。
つまるところ、このレンズを付けた状態でマウントアダプターにリアキャップをつけることは不可能なのです・・・・
私の持っているマウントアダプターは幸い、ヘリコイド付きアダプターなのでレンズを繰り出しておけばリアキャップの装着は可能なのですが、なかなかキツイところ・・・
そんな問題を抱えつつ使用していますw

Jupiter-12 35mm F2.8を使用した写真

では、Jupiter-12 35mm F2.8を使った写真を・・・
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開放での撮影とF8での撮影

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シャッタースピード1/2500 絞りF2.8 ISO100


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シャッタースピード1/400 絞りF8 ISO100


使用してみて…

レンジファインダー用レンズなので最短撮影距離が1mという辛さ・・・ヘリコイド付きマウントアダプター様様!・・・と言ったところでしょうか。そもそも35mmだと風景・スナップレンズでしょうから寄れなくても良い気がしなくもないですがねw
全体を通して言うと、予想通り周辺減光が凄いです。もしかしたら何か干渉している可能性もありますが、空なんかを入れると如実にわかりますね。ちなみに写真四隅にマゼンダ被りも確認できます。
そして被写体が無限遠に近くなると周辺の像の流れが強くなり、開放で撮影すると自動的にレトロエフェクトがかかったような絵になりますw
しかしながら中央は開放からシャープネスが効いていて、ボケも煩くなく、柔らかな印象。今まで使ってきたオールドレンズとは対照的で意外に(意外には失礼?w)滑らかで綺麗なボケ味で、なかなかの描写力。実はできる子!
逆光耐性に関しては言及するまでもなく弱々ですが、それが所謂「オールドレンズな写り」に一役買っているような感じです。

レンズの入手に関して

Jupiter-12 35mm F2.8は流通量も多く、簡単に手に入れることが可能かと思います。流通しているJupiter-12の殆どはLマウントタイプですが、CONTAXマウントの物も多々見られます。
相場は大体12000円~という感じでしょうか?シルバー、黒共にキレイな個体を見つけるのもそんなに苦ではなさそうです。
注意点としては前述にも書いたリアキャップ。Jupiter-12 35mm F2.8を購入するなら是非リアキャップ付きの物を購入しましょう!後から探すのは至難の業・・・
一応、対応したキャップを販売しているショップも存在はします。あとはマウントアダプターにレンズを装着後、マウントアダプターのリアにエクステンションチューブを噛ませてリアキャップをはめる。これが楽かもしれません。

総括

後玉の出っ張っているレンズはα7で使う時、変な汗が出ますね(・_・;)
シャッターに干渉しないかとか・・・結構色々ビビりながらテストしましたww
ちなみにこの後玉のせいで、Eマウントでもα6000などのAPS-Cカメラや、マイクロフォーサーズ機では使用不可です。

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※いろんなレンズを付けまくったα7の図・・・気をつけよう(^o^;)


FEDのボディに手を出したときから欲しかったレンズの1つで、やっとゲットできたレンズではあるんですが、FEDやZorkiでこのレンズを使用する場合、ビューファインダーも必要なので、現在35mmビューファインダーを漁り中・・・
見つけたらすぐにFEDでフィルム撮影してみようかと思ってます。
フィルムカメラの記事も出そうかと思案中・・・

それでは今回はこの辺で!ヾ(゚ω゚)ノ゛
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オールドレンズ沼への導き

オールドレンズ沼への導きVol.6 「Carl Zeiss Biotar 58mm F2」

今回のオールドレンズはCarl Zeiss Biotar 58mm F2

さて、大分久々となりました「オールドレンズ沼への導き」の記事ですが今回はタイトルの通り、Carl Zeiss Biotar 58mm F2(C.Z.Jena B 58mm F2)をお届けしたいと思います。
まずは外観から!
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レンズに関して

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レンズ外観はなかなかの渋さで、レンズ鏡銅は美しいシルバーカラー(アルミかな?)であります。ただ経年劣化のせいで鏡銅の美しさが失われているのが残念ですねぇ・・磨きしたいですねw
光学部分を見ると美しい青紫のコーティングが伺えます。実際に反射を見ても非常に美しいです(・∀・)
レンズ操作としてはヘリコイドは普通のレンズと変わりはありませんが、絞り操作が少々特殊でプリセット方式を採用しており、まず、絞り値の書かれている環の下のローレットの環を持ち、下に下げた状態で目的の絞り値まで回して環を上げます。
その後、絞りの書かれている環を持ち、赤い▼のマークに合わせて目的の絞り値に回すと絞りが絞られる、という自分で書いていてもなんだかよくわからない操作なのですが、何の事はない、実際に触ってると普通に操作できるようになりますww

レンズの歴史については最早語り尽くされているレンズであり、ここで敢えて書くことはしませんが、Carl Zeissが戦前から作っていたレンズの1つがBiotarです。私の個体は1958年あたりに製造された戦後2代目のBiotarで、4群6枚、絞りF2~F16、最短撮影距離50cm、C.Z.Jena B銘柄の物です。
この個体は以前、Tessarで書いた通り、東西ドイツ分断の折に東のCarl Zeiss Jenaと西のZeiss Optonとの間で商標権争いが起きたため、東側Carl Zeiss Jenaが輸出時に銘柄が使えない事による省略名が刻まれています。

Carl Zeiss Biotar 58mm F2を使用した撮影写真

このレンズを使用した写真を展開します(゚∀゚)
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開放での撮影とF8での撮影

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シャッタースピード1/2000 絞りF2 ISO100



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シャッタースピード1/200 絞りF8 ISO100

使用してみて…

まず、私の個体は実は少々曇りが発生しているため半逆光・逆光ではコントラストの低下やフレアが発生します。それを加味してもBiotarは逆光に弱いのですが、それが逆に味になってるなぁと感じました。
レンズの描写力ですが、紫陽花の写真なんかを見ても開放から中央は割とシャープでとても良い写りです。
更に言うと「ボケ」が何よりBiotarの一番の特徴でもあります。
オールドレンズ遊びを語るにあたり、外せないのが「HELIOS-44 58mm F2」というレンズです。
このHELIOS-44というレンズはロシア(ソ連)がBiotarをコピーしたレンズで、そのグルグル回っているようなボケ味から急激に人気になったレンズです。
その大元となったBiotarはもちろんグルグル回っているような不思議なボケが発生します。青紅葉の写真なんかは若干出てるかと思いますが、このボケがさらに被写体を浮き出させているような不思議な写りを演出してくれます。

しかしながらこのBiotarとHELIOSでは違い・・・というか私の受けた印象が違います。
描写に関して言うとHELIOSは寒色が若干強い気がするのですが、Biotarは逆に暖色の色味が鮮やかに出るイメージで、HELIOSとは真逆の印象を持ちました。これはデジタルで撮影してもフィルムで撮影しても同じでした。
Biotarは温かみのある色合いなので人の肌との相性が良いのかもしれません。
もう一つはグルグルボケ。HELIOSは割りと簡単にグルグルボケが発生するイメージなのですが、Biotarは結構頑張って狙わないとグルグルしてくれいない感じでした。
完全なコピーでは無いにしろ受ける印象が若干違うのであれば両方買って使ってみたくなりますよね?(沼まっしぐらw)

使用してみての全体的な総括として私はこのレンズが大変・・・大変気に入りましたw
写りも良く、ボケも面白い、使って楽しいレンズです(*´ω`*)

レンズの入手に関して

このレンズ自体は特段、珍しいレンズではなく、フィルムカメラなどを取り扱っている中古カメラ屋さんでは良く見かけると思います。
コピーレンズのHELIOS-44は相場が~15000円程度と安めにありますが、BiotarはCarl Zeissということもあって20000円~35000円ぐらいの価格帯で推移しています。
レンズマウントはM42スクリューマウントとEXAKTAマウントがあり、EXAKTAマウントは他のレンズもそうですが結構安く手に入ります。

総括

実はまだ記事にしてませんが、先にHELIOS-44を手に入れ使っており、「元となったBiotarが欲しい!!」と思って買っちゃったレンズでありますw
見た目も美しく大変所有感を満たしてくれますが、実益も兼ねてくれるいいレンズです。
近代のコシナZeissやCarl Zeissレンズは高いので私のような貧乏人には買えませんが、オールドレンズであれば手が届くし楽しいしと買いすぎてしまいます(^o^;)

しかし、最近記事にしてませんがオールドレンズが増えまくっていてそろそろ抑えないと破産しそうで・・・ww
魅惑のオールドレンズ世界・・・本当に沼です・・いや海のような世界かもしれません・・・
みんなでオールドレンズの世界に落ちましょう・・こっちにおいで・・・(("ヘ('∇'*) オイデッ♪

それでは今回はこの辺で!ヾ(゚ω゚)ノ゛

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オールドレンズ沼への導き

オールドレンズ沼への導きVol.5「KMZ Jupiter-8 50mm F2」

Vol.3、Vol.4とオールドでも何でもないレンズでしたがVol.5はオールドレンズ!



今回は

「KMZ Jupiter-8 50mm F2」

です!



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今はなきソビエト社会主義共和国連邦が誇るJupiterシリーズはCarl Zeiss Sonnarを

模して作られました。



今回の「Jupiter-8 50mm F2」は戦前のSonnar 50mm F2を元にして作られたもので、

私が所有している個体は恐らく1975年製のものです。



Jupiter-8はSonnarを元にと書きましたがそのSonnarは戦前のもの。

戦後のSonnarは開放でも切れのある描写をしていたのですが・・・・

当のJupiterは戦後個体もそんなに変わらず開放ではふわっとした柔らかい描写をします。

何故なのかはよくわからんのですがお陰で私好みのいいレンズです(*´д`*)



っと言いつつ元はSonnar。値段を割りにはよく写ると巷では評判!

ソ連の具現化みたいなレンズですw







Jupiter-8の特筆すべき点は優れた描写だけでなく「軽い!」という点!

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缶コーヒー1本分という軽さ!!

非常に軽いです!

この軽さのお陰でα7はもちろんPanasonic GM1につけてもバランスがいいですw



フイルム機だといつもはFED2かFED5Bを使うんですがどちらもバランスはBEST!

(ただしレンズが黒、ボディがシルバーなので見た目は・・う~ん・・w)







では毎度恒例!作例とすら言えない写真の数々を御覧ください(;・∀・)



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っというわけですが久々にLマウントレンズを使うと一番気になるのが

「絶望的に寄れねぇ!!!」

ということで・・・基本的に最短撮影距離1mぐらいですからね・・辛いw



撮影していた感想としては桜の写真や最後の写真を見ればわかりますがあとボケは処理を

考えないと汚さが目立ってしまいます。

逆に1枚目の写真みたいに分かり辛いとは思いますが前ボケはきれいなイメージ。



あとは光量があるシーンではコントラスト、彩度共に非常に色乗りが良いです。

これはデジタルだけでなくフイルムで撮影しても同じ感想でした。

柔らかな写りも相重なってとても印象が良いレンズです。

風景・・・と言うより街角スナップ向きかな・・?

このレンズもバブルってる(!?)感じで点光源ボケがバブル状にでてとても面白いデスw

木を煽って撮った写真はF8で撮影してますが(ブレてる!)F2.8以降はピント面もかっちりして

いい感じです。感覚的にはF4~以降の写りがとても良好に感じました。



デジタル機にもフイルム機にもとても相性のいい1本だと思います。







☆レンズの入手について☆

気のせいかもしれませんが都内の中古カメラ屋さんではそんなに見ない感じ。

逆にヤフオクなどではよく見るようなイメージです。

価格も結構お手頃で、私自身は某カメラ屋さんで6000円にて購入。

オークションでも10000円以下で充分入手可能です。

マウントはL39とキエフがありますので購入時は間違えぬよう注意!(゚∀゚)







実はLマウントに手を出して一番最初に購入したのがJupiter-8でした。

買った理由は簡単で愛らしい見た目とソ連レンズと言うところw

その後手に入ったLマウントカメラたちの標準レンズとなって今も活躍中ですw

しかし私の個体はヘリコイドグリスが抜けてしまいヘリコイドがスカスカなんです・・・

塗り直したいんですけどいまいち分解意欲が沸かなくてそのまま使用中w

でもいいレンズです。

見た目も写りも好きです。

ヘリコイドアダプター買って更に活躍させようか悩み中・・・・





オールドレンズ沼への導きシリーズ、MINOLTAオールドレンズの復活シリーズ双方とも作例の撮影場所が毎回同じでそろそろ怒られそうwww

(誰に?)

次こそは違う場所、違う被写体を撮りたい!!



と誓うふぁんとむでした。

ヾ(゚ω゚)ノ゛












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